1980年代初頭、ブルトレブーム真最中の少年の心の片隅に刺さる列車がありました。 山陰本線824列車。 早朝に下関を発車し、深夜に福知山に到着する列車で、当時の最長距離鈍行列車でした。 月日は流れ、鈍行列車は細分化され、少年は中年になりました。 GWの長期旅行に、この824列車の残渣である山陰本線の始発列車に乗ってきました。 姿かたちは変われど、少年の頃の憧れの列車に乗ることを少しだけ叶えることができました。